高卒の就職面接は自己紹介が重要!【1分間で面接官の印象に残そう】
面接のはじめは、「自己紹介をお願いします」と面接官から言われて、始まることがほとんどです。
上手に伝えることができれば、面接官に好印象を与えられます。しかし、そもそも自己紹介と自己PRの違いや伝え方のポイントが分からない方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、それぞれの違いや面接官が知りたいこと、伝え方のポイントなどを解説していきます。
現役面接官からのアドバイスもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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高卒面接の自己紹介は1分程度で簡潔にまとめよう!
自己紹介で、面接官に好印象を与えるには、「1分程度で簡潔に紹介する」ことが大切です。
しかし、1分でまとめていれば良いというわけではありません。
中学生時代の経験までさかのぼって話していても、面接官からの印象はよくないです。
「話が長い人だな」という良くない印象を与える可能性もあるため、伝えたい要点を絞りましょう。
時間的な制限は好印象につながるテクニックのひとつであり、面接官から興味を持ってもらうためには内容が大切です。
中には、「3分程度で自己紹介をお願いします」と言われることもあり、1分程度の自己紹介と3分程度の自己紹介の2パターンを準備しておくと良いでしょう。
自己紹介と自己PRの違いとは?
自己紹介と自己PRは、同じ意味だと思いがちですが、実は違います。
どちらを聞くかによって、面接官の知りたい情報は変わるため、その違いを理解しましょう。自然と自己紹介で伝えるべき内容が見えてきますよ。
具体的には、下記のような違いがあります。
- 自己紹介は自分の説明をするもの
- 自己PRは自分の強みをアピールするもの
似ているようで違う意味であることが分かります。
更に詳しく解説していきますので、自己紹介と自己PRについて理解を深めていきましょう。
自己紹介は自分の説明をするもの
自己紹介とは、自分のことを相手に知ってもらうためのものです。
氏名や学校名、趣味・特技などを簡潔にまとめたものが、自己紹介です。
そのため、自己紹介の内容は、プロフィールや意気込みなどに絞り、他の情報は盛り込まないように注意しましょう。情報が多いほど、その人の魅力が伝わりにくくなってしまいます。
自己PRは自分の強みをアピールするもの
自己PRとは、過去の経験をふまえた上で自分の強みを知ってもらうためのものです。
具体的には、物事に取り組む上での性格やスキルなどをアピールします。
これまでの経験をふまえて、どんな時にどのようなあなたの強みが発揮されたのかを伝えましょう。
自己PRを上手に伝えられれば、面接官も「この仕事で活躍してくれそう」「こんな場面で力を発揮できそう」というイメージを膨らませることができます。
内定に一歩近づく重要な回答でもあるので、内容をしっかり考えておきましょう。
以下の記事では、自己PRの考え方や好印象を与える伝え方を紹介しています。ぜひ参考にしながら、対策を進めてみてくださいね。
https://magazine.u-story.jp/recruit/124/
高卒の就職面接で印象を良くする自己紹介のポイント5選
ここからは、高卒の就職面接で好印象を与える自己紹介のポイントをいくつか紹介していきます。具体的には下記5つのポイントです。
- はじめの「はい」を笑顔+大きな声で
- 名前や学校名などの基本情報を最初に伝える
- 一番伝えたいポイントを一言で表現する
- 1〜2分程度にまとめる
- 早口にならないように気をつける
どれも難しいことではないので、ぜひ意識して自己紹介をしてくださいね。
ポイント1.はじめの「はい」を笑顔+大きな声で
「まずは、自己紹介をしてください」といわれたら、急に話し始めるのではなく、「はい」と大きな声で返事をしましょう。
笑顔であれば尚、印象は良く感じます。基本的には面接中、どの質問に対しても「はい」と返事をするのがマナーです。
まずは返事ができれば、「受け答えのできる人」や「明るくて元気が良い人」という印象を与えられます。
可能であれば、話している時は笑顔をたやさないようにしたいものですが、難しい方も多いでしょう。
難しい方は、「はい」という返事を忘れないようにだけ意識しておきましょうね。
ポイント2.名前や学校名などの基本情報を最初に伝える
自分の名前や学校名などの基本情報は最初に伝えます。履歴書をもとに面接をするにしても、まずは、自分がどこの誰なのかを話しましょう。
名前や学校名を言わずに、自己紹介をするのはNGです。
また、中には「名前と学校名を教えてください」と言われることもあります。その場合は、他の情報を含めずに、名前と学校名を答えてください。
ここでいきなり経歴などを話してしまうと、「受け答えができない人」という印象を与えることもあるので、注意しましょう。
ポイント3.一番伝えたいポイントを一言で表現する
自己紹介の中で、一番伝えたいポイントは簡潔に表現しましょう。例えば、業務に関する趣味や特技について、一言で表現できれば好印象につながります。
自己紹介では、短時間で自分のことを簡潔に分かりやすく伝えられるかがポイントです。
自己紹介の内容は、事前に情報を整理しておきましょう。
ポイント4.1〜2分程度にまとめる
冒頭で述べたように、自己紹介は1分程度にまとめることを意識しましょう。時間制限がない場合、長くても2分程度にまとめます。
1分でまとめることができれば、面接官は応募者の基本的な情報を知ることができ、志望動機や自己PRなどのより重要な質問に時間をかけられます。
実際に自己紹介をして、1分程度にまとめられているか確認してみましょう。
ポイント5.早口にならないように気をつける
面接の初めは、誰でも緊張しているものです。そのため、早口になってしまう方が多いです。
自分が思っているよりもゆっくりと話すことを心がけましょう。
1分でまとめたいからといって、情報を詰め込んで早口な1分と、基本的な情報のみで聞き取りやすい速さで話す1分では、後者のほうが印象が良いです。
自己紹介だけに限らず、面接中は早口にならないように気をつけましょう。
高卒の就職面接で参考にしたい自己紹介の例文
最後に、高卒の就職面接で参考にしたい自己紹介例を紹介します。好印象を与える自己紹介のポイントをおさえた内容なので、以下参考にしながら、話す内容を考えてみましょう。
○○高等学校から参りました、○○と申します。野球部に所属しており、ポジションはショートです。他の野手への声かけを徹底しており、声がよく通って指示が聞きやすいと、周りから評価していただきました。元気の良さはもちろん、前向きな姿勢が私の持ち味だと感じています。面接ではありのままの自分を感じてもらえるように、臨みたいと思います。本日は、よろしくお願いします。
高卒面接の自己紹介で面接官が知りたいこと
応募者の自己紹介を聞いて、面接官はどんなことを知ろうとしているのか。
弊社の現役面接官を取材し、高卒面接ではどんなことを知りたいのか聞いてみました。
知りたい情報が分かれば、更に内容の濃い自己紹介を作ることができるので、じっくりと読んでいってくださいね。
1.人柄
自己紹介は自分を知ってもらうものであることから、面接官が知りたいのはもちろん人柄です。
また、話し方や声の大きさ、言葉づかいなども評価ポイントとしながら、人柄を見極めています。
とはいえ、面接では受け答えがしっかりでき、コミュニケーションが取れるかどうかを重視しています。
聞かれた質問にしっかり答えられるのか、結論から分かりやすく話すことができるのかなどを見ています。
まずは、面接官の質問をよく聞いて、焦らず回答しましょう。
2.経歴
人柄のほかに、学校名や部活動、ボランティア活動、アルバイト経験などを知りたいと思っています。
人柄を知ることにも繋がりますが、今までどんなことを経験したかを話すことによって、面接官は、より応募者のことを知ることができます。
例えば、「3年間水泳部に所属し、厳しい練習を乗り越えて、結果的にインターハイに出場することができました」と聞くと、「少々のことではへこたれない人なのかな?」という印象を与えられます。
好印象にも繋がるので、簡単な経歴紹介の内容も考えておきましょう。
3.面接の話のタネ
自己紹介では、面接官が応募者のプロフィールや経歴を知ることで、次の会話のタネとなります。
これまで経験したことを少し紹介するだけでも、面接官の次の質問につながり、より応募者を知ることができるというわけです。
自己紹介の中から面接官が気になったところを簡単に聞いたりすることもあります。これは、お互いの緊張をほぐすのが目的です。
緊張が十分にほぐれていないまま面接を行うと、学生のありのままの状態を知れません。深く考えすぎず、聞かれた質問に対して、簡潔に回答しましょう。
高卒の就職面接でNGな自己紹介3選
好印象を与える自己紹介のポイントを理解した後、NGな自己紹介についても理解していきましょう。
3つのNG例を紹介していきますが、どれも自己紹介でよくあることなので、しっかりと頭に入れてから面接に臨みましょう。
NG1.話が長い
話が長いと面接官からの印象は良くありません。「結局何を伝えたいんだろう?」「何を伝えたいのか分からない…」と思われることもあります。
コミュニケーションをしっかり取れない人という評価にもつながるので、可能な限り、話す内容は1分程度で簡潔にまとめます。
事前に要点をおさえておきましょう。
NG2.ネガティブな発言が目立つ
ネガティブな発言は面接官からの評価を下げます。自分の短所について、面白く話そうとする人がいますが、気づかないうちに面接官からの評価は下がっています。
ネガティブ発言をする時は、短所をどのように克服しているのか、どういう対応をしているかなどを話しましょう。
自分が苦手とすることに対面した時の能力や、努力する姿勢が見えるので、ネガティブなところも良い印象を与えられますよ。
NG3.早口になってしまう
ゆっくりすぎる話し方も良くありませんが、早口になるのはNGです。
せっかく魅力的な自己紹介内容だとしても面接官が聞き取れないスピードでは意味がありません。
上述したように、自己紹介だけに関わらず、面接中は早口にならないように注意しましょう。
緊張していても、できるだけゆっくり話せるように、面接練習すれば大丈夫ですよ!
自己紹介は面接官に自分を知ってもらうためにある!
自己紹介をするために、基本的なプロフィールをしっかり理解しておきましょう。
好印象を与えるためのポイントはいくつかありますが、重要なことは1分程度で簡潔に分かりやすく伝えることです。
自己紹介は、あくまでその後の面接でのアピールをするための”種まき”をするものともいえます。
自己紹介の中で、自分のすべてを伝える必要はありません。深く考えず、1分程度で簡単に自分について話してみてくださいね。
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