高卒でもIT企業に就職できる!選考のポイントとおすすめの職種も解説
IT業界の会社は、PCとインターネット環境さえあれば仕事ができるため、自由な働き方ができる傾向が高いです。
そのため、高校を卒業後に、IT企業に就職することができるのか、どんなキャリアが歩めるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
また、
「高校を卒業後はIT企業に就職したい!」
「IT企業に就職したいけどスキルがない…」
などと、IT業界に入りたいけど、高卒では難しいのかもと思っている方も多いでしょう。
結論から紹介すると、高卒でIT企業に就職することは可能です。
今回の記事では、高卒でIT企業に就職できる理由やIT企業で活躍できる職種、就職するためのポイントなどを紹介します。
この記事を読めば、高卒でもIT企業に就職できることが分かり、IT業界を目指すきっかけをつかめます。
ぜひ、じっくりと読んでいってください。
高卒でもIT企業に就職できる理由
高卒でもIT企業に就職できる理由は以下3つです。
- 学歴よりも技術に注目する業界だから
- IT化の進むスピードが増したから
- 実際に高卒を募集している会社があるから
それでは、具体的に解説していきます。
学歴よりも技術に注目する業界だから
IT業界は、学歴よりも技術に注目する業界といえます。
なぜなら、高卒のエンジニアが大卒よりもレベルの高いコードを書いていたり、リーダーが大卒ではなかったりすることが開発現場ではあるからです。
IT業界は、技術職(エンジニアやプログラマー)がメインであり、成果が出せれば学歴は関係ありません。
つまり、たとえ営業職や事務職の募集だったとしても、学歴に対して偏見を持つことは少ないでしょう。
IT化の進むスピードが増したから
近年、コロナによる影響からIT業界の需要が高まり、それに伴い、エンジニアやプログラマーに関わる案件も増えています。
その理由として考えられている、以下のような動きがあります。
IoT:テレビや掃除機などの家電にインターネットが接続されている
AI:人の思考に似たロボットが対応したり、判断したりする
ビックデータ:インターネットを通して集まったたくさんのユーザー行動を解析する動きの加速
自動運転:完全自動化を目指す動きの加速
これらにより、IT化のスピードアップや需要が高まり、それに伴って技術職を採用したい動きも加速しています。
実際に高卒を募集している会社があるから
高卒からIT企業に就職できる理由として、高卒募集をしているIT企業があるからでもあります。
上述したように、学歴よりも技術を重視する傾向があります。
IT企業で高卒募集をしている会社は何社もあるので、ぜひ探してみてください!
ちなみに、高校生新卒の為のお仕事情報サイト「U:story」では、高卒プログラマーを募集しているIT企業も掲載しているので、ぜひ使ってみてくださいね!
CVボタン
高卒でIT企業に就職し活躍できるおすすめの職種
高卒でIT企業に就職し、活躍できる職種は以下の3つです。
- プログラマーやエンジニア
- 営業職
- 事務職
それぞれの職種について、詳しく解説していきます。
プログラマーやエンジニア
プログラマーやエンジニアは、プログラミングスキルが必須で、高卒では難しいと考えがちですが、そうではありません。
開発業務のなかには、スキルがなくてもできる業務があります。例えば、仕様書の確認や納入品の準備など、単発で手伝える仕事です。
とはいえ、開発を行う上で、プログラミング言語の理解は必須。そのため、主体的に言語を学ぶ姿勢が大切です。
入社前であれば、プログラミングスクールに通ったり、自分で参考書を購入し、勉強したりすることで、入社後には即戦力として活躍できる可能性が高まりますよ。
営業職
営業職もプログラマーと同じように、高卒でも活躍できる職種です。
なぜなら、専門性の高い資格やスキルを必要とせず、経験やどれだけコミュニケーションが取れるかというのが重要だからです。
つまり、大卒よりも4年も早く経験を積める高卒のほうが、コミュニケーションスキルや交渉力が高いでしょう。
事務職
IT企業での事務は、書類作成や電話対応といった一般的な事務作業がメインです。そのため、高卒から就職し活躍することは可能です。
IT関係のスキルは必要とされなくても、知識が求められることはあります。なぜなら、IT製品のマニュアル作成やシステムに関する問い合わせサポートなどがあるからです。
ITパスポートなどの資格を取得すると、ITに関する基本的な知識を身につけられるでしょう。
高卒でIT企業に就職した際のキャリア
ここからは、高卒でIT企業に就職した際のキャリアを紹介します。
キャリアは大きく2通りあります。
- マネジメント職につく
- フリーランスを目指す
具体的に解説していきます。
マネジメント職につく
高校を卒業後、IT企業に就職するとしばらくは現場での仕事が担当になります。徐々に仕事にも慣れ始め、経験年数も増えてくると、人に指示をするいわゆるリーダーやマネージャーのようなポジションを任されます。
プログラマーでは、開発の実務ではなく、プロジェクトの管理や計画、クライアント対応などがメインの業務です。営業職では、営業がメインではなく、売上管理、改善提案、案件の進捗確認などがメインになります。
ゆくゆくはフリーランスを目指せる
営業職では難しいですが、プログラマーやエンジニアの場合は、スキルが身につき、経験が積めるとフリーランスを目指すことも可能です。
フリーランスを目指すメリットは以下の通りです。
- 会社員として働くよりも高収入が目指せる
- 仕事を選ぶことができる
- 自由な働き方ができる(勤務日数や場所など)
上記のように、フリーランスになることで自由な働き方ができます。
一方、デメリットは以下の通りです。
- 仕事が取れなければ収入がない
- 経理などの事務仕事も自分で行う
- 社会的信頼が低下する可能性もある
このようにデメリットもあります。そのため、フリーランスになる前に、「本当は会社員が合っているのではないか?」ということもしっかり確認しましょう。
高卒でIT企業に就職するためのポイント
最後に高卒でIT企業に就職するためのポイントを紹介します。
具体的には以下3点です。
- スキルや資格を持つ
- 英語の勉強をしておく
- コミュニケーションスキルを高める
順番に解説していきます。
入社後に活かせそうなスキルや資格をもつ
プログラマーになるにしろ、そのほかの職種を目指すにしろ、どちらにせよITの知識があるほうがよいでしょう。
プログラマーを目指す場合は、プログラミング言語スキルを身につけたり、その他の職種ではITに関する資格取得を目指したりしましょう。
プログラミングスキル
プログラミングスキルを習得することで、入社後、即戦力としていち早く活躍することができます。
具体的には、以下のようなスキルが開発現場では必要になります。
- プログラミング言語スキル
- 開発ツール操作スキル
- テストケース作成スキル
就職活動前からプログラミング言語が理解できている場合は、就活を有利にさせることができます。
プログラミングスキルを身につけるために、参考書を購入したり、プログラミングスクールに通ったりしてみましょう。
ITに関する資
ITに関する資格取得をすると実際の仕事で役立ちます。
たとえば、以下のような資格です。
- ITパスポート試験
- MOS
- 基本情報技術者試験
上記の中でも、ITパスポートは、「ITを利用する全ての人が備えておくべきITに関する知識を証明する国家資格」と位置付けられています。
そのため、ITパスポートの勉強をすることで、仕事をする上での基本的なIT知識が身につけられますよ。
英語の勉強をしておく
一見、外資系のIT企業にしか英語力は必要なさそうですが、そうではありません。
最新のIT技術の情報を得るためには、英語が必要です。また、仕様書が英語の場合もあるため、英語を勉強しておくと活躍の場が広がります。
場合によっては、プログラミングスキルや資格と比べてると、緊急度も重要度も下がりますが、少なくとも中学校〜高校で習った英語を復習しておくとよいでしょう。
コミュニケーションスキルを高める
どの職種にもいえることですが、コミュニケーションスキルは重要なスキルです。なぜなら、複数人でひとつのプロジェクトを終わらせることが多いからです。
上司や部下、同僚との連携だけではなく、他部署やクライアントとのやり取りも大切。そのため、うまくコミュニケーションがとれなければ、業務がスムーズに進まなかったり、あとから重大なミスに気づいたりすることもあります。
コミュニケーションスキルを高めるために、相手に何かを伝える時は結論から先に伝えたり、まずは相手の話をしっかり聞いたりしましょう。相手の求めていることを読み取るのも重要なことです。
まとめ
ここまで、IT企業の現状やおすすめの職種、IT企業でのキャリアなどを紹介してきました。
学歴に関わらず、技術や意欲があればIT企業に就職でき、その後のキャリアについても理解できたのではないでしょうか。
高卒でIT企業に就職するために、入社後に活かせそうなスキルや資格を持っておくことや語学力、コミュニケーションスキルを高めておきましょう。
自動車の自動運転やAIなど、今後も益々IT化が進むと予想されるため、高校を卒業してすぐにIT企業に入社すると、将来的にも重宝される存在となりますよ!
この記事を参考にしながら、高校卒業後は、ぜひIT企業への就職を目指してみてくださいね!
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