高校生が職場見学後の感想文を書く時のポイントと例文【採用担当者が解説】

求人票にない企業情報を知れる職場見学。

会社の雰囲気や仕事内容など、たくさんのことを学べる機会です。多くの企業では、職場見学終了後に、感想を求めます。

選考には、関係ない職場見学ですが、できるだけ採用担当者には良い印象を与えたいものですよね。

どんなことを書けばいいのか分からない

採用担当者に、好印象を与えるための感想文にするには、どうすればいいのだろう…

と悩む方は多いでしょう。

そこで、本記事では、実際に好印象だった高校生の職場見学感想文と書き方のポイントを紹介します。

また、書き方の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

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高校生の職場見学感想文は具体的に書くのが重要

高校生の職場見学感想文は具体的に書くのが重要

職場見学の感想文を書く時には、具体性を意識しましょう

どんな場面の体験から、どんなことを学んだのかというような経験と学びを書くと具体性を増します。

「他の人と協力することが大切でした」「意見を出すことの大切さを学びました」という内容は抽象的な感想文にありがちです。

しかし、「他の人と協力するには、〇〇すると良かった」「意見を出すために、〇〇な工夫をした」ということが具体的に書かれていれば、好印象につながります。

できるだけ、体験した内容と学んだ内容はメモしておき、後から見返して具体的に書けるようにしておきましょう。

実際に反応良かった高校生の職場見学感想文3選

それでは、実際に高校生の職場見学の感想文を読んでいきましょう。

どれも採用担当者に、好印象を与えた内容のため、書く際の構成などを参考にしてみてくださいね。

Rさん/WEB業界

感想文

今回の職場見学で印象に残っていることは、取材のやり方です。まずは、対象者に興味を持ち、対象者の回答に対して質問するということが大切でした。学生生活だけではなく、アルバイトや社会人になった時に、他の人について知りたい時は、学んだことを活かし、質問をしてみようと思いました。

また、人と話す時には”間”が大切だということも知りました。”間”は、聞き手側の負担を減らせる有効なテクニックと知り、今後は、”間”を意識して話せるようにしていきます。

Yさん/広告業界

感想文

私が学びたい内容を学べたため、職場見学に参加して楽しかったです。職場見学に参加する前から、仕事をする上で、どんなことに力を入れているのかを知りたいと思っていました。

営業職は、お客様との話しを聞き出すことに力を入れ、制作職は営業が聞いた話をより分かりやすく、コンテンツに落とし込めるかに力をいれているのが分かりました。2職種とも、一貫して”言葉”を大切にしていて、話を聞いていて楽しかったです。

Kさん/建設業界

感想文

今回の職場見学では、初めて学べることがいくつもありました。ホームページには載っていなかった、和気あいあいと働く社員の雰囲気や、人々の生活を支えるやりがいのある仕事であることが大きく学んだ点です。

素直に分からないことが質問でき、助け合いながら、楽しそうに働く社員を見て、私もこのような環境で働きたいと思いました。また、衣食住に関わる仕事であり、貴社が建てたビルや住宅、施設がなければ生きていくことが難しくなると気づきました。

たくさんのことを知る貴重な時間となり、建築の奥深さを知れて、勉強になったので良かったです。

高校生の職場見学感想文における書き方のポイント3選

高校生の職場見学感想文における書き方のポイント3選

実際に、職場見学の感想文を書く際は、下記3つのポイントを意識してみてください。

  1. まずは結論から書く
  2. どんなシーンで、何をどう学んだのかを盛り込む
  3. 実施プログラムの提案をする

上記のポイントがおさえられていれば、採用担当者に好印象を与えられます。

ポイント1:まずは結論から書く

感想文では、結論から書くように意識しましょう。なぜなら、結論を先に書くと読みやすくなるからです。

時系列で書いてしまうと、結局どんな感想を持ったのかが分かりにくく、採用担当者の印象に残りません。

そのため、職場見学に参加した感想の結論を先に書き、その後に、なぜそう思ったのかの理由と具体的なシーンを書きましょう。

結論→理由→具体例と続くことで、読んだ採用担当者が内容を理解しやすくなりますよ。

感想文だけに限ったことではないですが、求められているものに対する結論を先に伝えるように意識しましょう。

ポイント2:どんなシーンで何をどう学んだのかを盛り込む

職場見学の感想文を書く時には、「どんなシーンで、何をどう学んだのか」を書きましょう。

冒頭でも述べたように、経験と学びを書くことで、具体性が増します。より具体的に書くためには、体験したシーンや出来事からどんなことを学んだのかを書きましょう。

例えば、「実際に体験したデータ入力の作業では、入力に間違いがないかが特に重要でした。そのため、私は何度も間違いがないかチェックし、見返すことの重要性が分かりました。」のように、具体的に書けるとGOODです!

ポイント3:実施プログラムの提案をする

実施プログラムの提案ができれば、採用担当者に好印象です。

しかし、かなりハードルが高く、説得力のある提案でないと逆効果になってしまいます

職場見学は「企業のことをより深く知れる」「仕事を楽しめる」ことを意識し、プログラムを組んでいます。

「こんな経験ができたら嬉しい」「これができたら、もっと勉強になる」という提案を加えられれば、好印象につながりますが、無理に書こうとする必要はありませんよ

高校生の職場見学感想文における書き方の注意事項

高校生の職場見学感想文における書き方の注意事項

書き方のポイントを知ったあとは、書く時に注意したいことも覚えましょう。

具体的には下記項目に注意してみてくださいね。

  1. テンプレートのような感想文にならないようにする
  2. 箇条書きだけの感想文にならないように注意する
  3. 空欄での提出はNG

注意事項としてあげていますが、どの項目もよくある感想文です。就職活動をよりよくするためにも、意識して感想文を書きましょう。

注意1:テンプレートのような感想文にならないようにする

よくありがちなことですが、テンプレートのような感想文は、採用担当者からの印象がよくありません。

よくあるテンプレート文は、読んだ担当者がすぐに見抜けます

なぜなら、具体性がないからです。

「具体性がない=適当に書いている、あまり志望度が高くない」というマイナスな印象を与えます。

テンプレート文を覚えることはよいですが、すべてを丸暗記するのではなく、構成だけを覚えましょう。

上述したように、結論→理由→具体例のような構成になるとベストです。もう一度、本記事で紹介した感想文を読んでみてくださいね。

注意2:箇条書きだけの感想文にならないように注意

ただ体験したことの羅列や箇条書きでは、採用担当者にマイナスな印象を与えます。

たとえば、「〇〇な仕事をした」「楽しかった」「〇〇が勉強になった」という感想では、採用担当者の印象に残りません。

経験したことや学んだことを具体的に書いているのであれば、まだよいのですが、シンプルに書くだけの箇条書きや羅列はNGです

印象に残らせるのがすべてではありませんが、そもそも感想文を具体的に書く生徒は珍しいため、しっかり書くだけで印象に残ります

箇条書きの感想文は、読んだ採用担当者としても残念に思うので、必ず文章を書くように意識しましょう。

注意3:空欄での提出はNG

「空欄=意欲がない」という印象を与えます。

感想文が任意だったとしても、感想文をしっかりと書くことで、好印象につながります。

空欄で提出するのであれば、箇条書きでも職場見学の感想を書いていたほうが、まだよいです。

「空欄で提出するのはちょっと…」と思いがちだから、箇条書きや簡易的に書く方が多くなってしまいます。

つまり、何度も書いていますが、具体性を持たせて、きちんと感想文を書くと、好印象を与えられるんですよ

高校生の職場見学中はメモを取っておくとGOOD!

職場見学の感想文を書く上で、重要なことは「具体性」です。

体験したシーンや学んだことを感想文に交えるためには、職場見学中はメモを取り、その内容を感想文に盛り込みましょう。

メモを取ることで、感想文だけではなく、履歴書や面接で話す内容にも活かすことができます。

また、メモを取っている姿は、「勉強熱心」「志望度が高い」というポジティブな印象を与えます。

体験したこと、学んだこと、話の内容などは書き記し、後から見返せるようにしておきましょう。

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