高卒で就職は難しい?就活で成功するためにするべきこと

突然ですが『高卒で就職するのは難しい』と思っていませんか?

昔は学歴社会として、大学に行かなければ就職できないといった状況もありました。しかし現在では『高卒就職=難しい』イメージはもう古い考えになっています。

今では学歴よりもスキル、能力、経験値を重視する企業が増えてきているんですね。

この記事を見ている高校生のあなたは、

「高卒でも就職できるのかな」
「高卒にいいことあるのかな」
「就活がうまくいってほしい」

などこれから先の就職について悩むことも多いでしょう。今後の進路を決めるときって未来がわからないからこそ、不安ふつきもの。

そこで今回は高卒就職が難しくない理由から、就活を成功させる情報としてメリットやおすすめ業界、就活スケジュールまで詳しく解説します。

目次

高卒での就職は難しい?

冒頭でも書いたように高卒での就職はもう難しいとは言えません

かつては学歴重視だった社会も、スキル重視や人柄重視へと変化してきています。というのも、高齢化社会によって退職する人は増える一方で、新しく入社する人材が確保しにくい時代なんですね。

採用担当者は学歴で判断するのではなく、どんな人が長く働いてくれそうで一緒に働きたいかをより考えるようになった傾向にあるのです。

また、採用基準は企業によりますが実際高卒でも就職がしやすくなっているのは事実としてあります。

ではなぜ高卒就職が難しくないといえるのか詳しく解説していきます。

高卒就職が難しくない2つの理由

高卒での就職は難しくありません。理由として以下のふたつが挙げられます。

高卒就職が難しくない理由
  • 高卒の就職率は高い
  • 高卒の求人数は豊富にある

それぞれ具体的なデータをもとに見ていきましょう。

高卒の就職率は高い

『高卒は就職できない』と言われがちですが、実際の就職率を見てみるとできないとは言えません。文部科学省の『令和4年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和4年3月末現在)に関する調査について 』によると以下のような結果がわかります。

全体97.9%
男性98.4%
女性97.0%

高校卒業後に就職を希望した人のうち97%以上が実際に就職できています。男女別で見ても、男性が98.4%、女性が97.0%と大きな差はありません。

ほとんどの高卒者が就職できていることから、高卒は就職できないとは言えないですよね。

高卒の求人数は豊富にある

就職率がどれだけ良くても、できるならば自分のいきたいと思える企業へ就職したいですよね。どこでもいいわけではなく、自分にあった仕事を選びたいはずです。

厚生労働省の『令和4年3月高校・中学新卒者のハローワーク求人における求人・求職状況 』によると、高校新卒者のハローワーク求人数は以下のようになっています。

求人数約34万6千人
求職者数約14万5千人
求人倍率2.38倍

高校新卒者の求人倍率は2.38倍と、一人の高校生に対して2つ以上の求人があることになります。ただし、紹介した求人数はハローワークのみの求人数です。企業が独自に出しているものや高校に寄せられる求人は入っていないため、実際はもっと多くの選択肢があると言えます。

以上のことから必ずしも高卒就職は難しいと言えず、自分次第で希望する就職先を探すことが可能です。

高卒就職でのメリット・デメリット

ここで、高卒就職にあるメリットとデメリットも解説します。就職できるからといってメリットを活かせなかったりデメリットを知らなかったりすると後悔することにも繋がりかねません。

それぞれ知った上で、これからの就職活動に活かしてみて下さい。

高卒就職のメリット

高卒で就職するメリットには主に以下の3つがあります。

高卒就職のメリット
  1. 早く社会に出れる
  2. 実力主義で活躍できる
  3. 学費がかからない

高卒から就職すると、進学した同級生と比べて数年早く現場で働くことになります。つまり大学に進学した同級生が就職する頃には、4年分のスキルや経験が身に付いているということです。

特に営業職や販売職といった実力主義で評価される仕事については、経験があるほど給与が上がりやすくもあります。

また、金銭的に自立できるのもメリットです。そもそも進学のための学費がかからないことから、収入も得ることができるので自由に使える額が大きくなったり、貯金することも可能ですよ。

以上のように、時間とお金を有効的に使えるメリットが高卒就職にはあります。

高卒就職のデメリット

一方でデメリットも見ていきましょう。高卒就職でのデメリットは以下の通りです。

高卒就職のデメリット
  1. 選べる業界・業種が限られる
  2. 初任給・年収・生涯年収が大卒より低い
  3. 自由な時間が少ない

いわゆる学歴フィルターというのは今でも無くなってはいません。特に大企業では効率よく採用を進めるために『大卒以上』と条件づけているところは多いです。

よって必然的に高卒から就職できる企業は少なくなります。また、収入に関しても高卒と大卒とでは差があることも事実です。

しかし、学歴フィルターや収入の少なさをカバーする方法があることも同時に知っておく必要があります。例えば、数年実務経験を積んだのちに大企業に転職も可能で、収入も増やすことができます。

大切なのは、学歴だけで就職先や収入が決まるのではなく、経験やスキルでキャリアアップが可能ということです。

最後に自由な時間が少ないのもデメリットとしてあります。進学すれば学業・遊び・アルバイトの時間のバランスを自由に決めることができます。同級生が楽しそうな学生生活を送っているのは、羨ましく感じるかもしれません。

ただ一方で、学業をおろそかにすると時間や費用が全て無駄になる危険もあります。

高卒就職でのおすすめ業種・業界5選

高卒就職ではスキルがない場合が多く、入社してから覚えるケースもほとんどです。そのために高卒を積極的に採用している企業では、新人研修が充実している傾向があるのでおすすめです。

ここからは高卒就職で特におすすめの仕事を5つ紹介します。もしまだ興味のある仕事が見つかっていないのならば、まずはこの5つから調べてみてはいかがでしょうか。

1.事務職

事務職はどんな会社にも採用がある職業なので、自分の興味がある業界を選びやすい特徴があります。

仕事内容はデスクワークだけでなく、電話対応、来客対応など社内で発生するあらゆる作業。経験不問や学歴不問の求人も多く、Word、Excelなどパソコン作業が得意な人におすすめです。

パソコンスキルを証明する資格を持っていると、より有利に就活を進めることができるはずです。

毎日のルーティンワークが多い側面もあるので、コツコツと仕事をこなせる人に向いています。

2.接客・販売職

アパレルや飲食など店舗での販売員は、お客さんと接する機会が多い職業です。また自分の好きな商品から仕事を選びやすい特徴もあります。

また販売業務だけではなく、在庫管理や店舗内のディスプレイ変更などお店に関する業務全般を行います。もし過去に接客のアルバイト経験があれば、面接では良いアピールポイントとなるはずです。

人と話すことが好きで、お客さんに対するとっさの対応ができるような主体性を持った人に向いています。

3.営業職

商品・サービスを企業や個人に売り込み、あらゆる業界に欠かせないのが営業職です。

コミュニケーション力の高さが重視され、実力主義の仕事でもあります。会社によってはインセンティブ制度として、売り上げ成績によって給与がプラスされることもあります。若いうちから稼げる仕事のうちの一つとも言えます。

高いコミュニケーション力の他には、目標達成のために試行錯誤できる行動力が大切とされます。ときにはお客さんに「NO」と言われ結果が出ないこともありますが、そのストレスを乗り切る強い精神力も重要な要素の一つです。

4.介護職

介護職は高齢化社会では常に需要があります。高齢者や障害者の方をサポートするのが主な仕事内容です。

未経験を募集していることが多く、仕事内容によっては資格が必要なものもありますが、働きながら資格取得を目指せる職場も多いのが特徴です。時には相手の体を支えるなど、体力を必要とされる機会もあります。

もし相手のかすかな変化に気づくのが得意で、人をサポートする仕事を目指しているのならば介護職がおすすめです。

5.工場の作業員

工場の作業員も高卒就職では人気です。仕事内容は工場内のライン作業や運搬作業など、職場によって様々です。

学歴や経験を問わない求人が多く、人手不足に悩んでいる職場も多いことから就職しやすい仕事と言えます。また、ルーティン業務が多く一度仕事を覚えて仕舞えば余裕を持って働くことが可能で、効率重視として人との会話が少ないこともよくあります。

人と話すのが苦手な方やコツコツと業務をこなすことが得意な人に向いている職業です。

【2023年卒】高卒就職の年間スケジュール

就活を進める上で『何をしたらいいんだろう』『いつからやろう』とたくさんの疑問や不安がありますよね。

就活のスケジュールを知ることで、難しいと考えがちな就活へしっかりと準備をして取り組みましょう。

2022年4月〜6月

2年生から3年生の初めにかけて三者面談を行う学校は多いです。希望の進路を先生や保護者に共有する時間として設けられます。ほとんどの学生が進みたい進路を決めている時期ですが、もし何か悩みや不安があるのならば遠慮せずに相談してみましょう。

また、同時に就活準備として自己分析や企業研究を本格的に始める時期です。

2022年7月

7/1から学校へ求人の申し込みが始まり、企業による学校訪問が行われます。気になる企業が職場見学を実施している場合は、積極的に参加してみましょう

2022年8月

夏休み期間に職場見学が行われます。求人票や公式HPからではわからない、現場の声を聞くチャンスです。積極的に参加しましょう。

2022年9月

9/5より学校から企業へ生徒の応募書類を提出します。同時に面接の準備・練習が始まります。

9/16から入社試験などの選考が始まります。採用の場合この時期に内定が出ます。

2022年11月

10/31までは『一人一社制』のため応募ができませんでしたが、11/1からは複数の企業へ応募が可能となります。

以上が高卒就活の年間スケジュールです。就活をよりスムーズに行うために、早めに行動できるようにしっかり準備しましょうl。

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まとめ

高卒就活は高い就職率・求人倍率からもう難しいとは言えません。ただし、何もせず過ごしているだけでは希望とは違った就職をしてしまうことも。

高卒ならではのメリットを活かせるように、早めの就活準備を進め、自分に合った就職先を探しましょう。

年間スケジュールや『U:story』もぜひ参考にしてみてくださいね。

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